Clickonceのまとめ

1. はじめに

VisualStudioのClickonceで一番よくわからなかった箇所をまとめる。

2.Clickonceとは

  • アプリケーションをインターネットで配布できる

  • URLのリンクをクリックするとアプリケーションのインストールが開始する

  • インストール作成時にショートカット作成にしておくと、インストール時にデスクトップにショートカットが作成される

  • インストールすると以降、アプリケーション起動時にアプリケーションが更新されたかどうかをチェックされる(インストール作成時に設定する必要有り)

3.インストールファイル準備

  • 新規ソリューションフォルダ作成時に、Clickonceを発行するときは「My Projects」-「署名」のClickonce マニフェストに署名する」に チェックをつけて一度署名で発行する必要がある。

  • 署名について

    • 新規のときのみ必要。なので一度署名で発行していれば他端末では対応不要。
    • 署名にチェックをつけるときにテスト証明書の発行をする。証明書は一時利用なので削除してしまって良い。
    • チェックをつけて発行するとexeファイルのプロパティに「署名」タブが追加される
    • 署名ありにするとアプリケーションインストール時の「smart screen(Windows10)」が省略される。ただし証明書の準備が必要になる。
  • 証明書について

    • 証明書は「テスト証明書」「オレオレ証明書」「認証局の証明書」がある。
    • 「テスト証明書」は発行から1年の有効。有効期限が過ぎるとユーザーに警告メッセージが表示されるらしい。ただしアプリは引き続き利用はできるらしい。未検証(調べただけ)。
    • オレオレ証明書」、自分で証明書を作成する。故に有効期限も自分で決められる。以下コマンドのみ掲載する。
      • makecert -n "CN=xxx,C=JP" -e 03/31/2050 -a sha256 -cy end -eku 1.3.6.1.5.5.7.3.3 -r -sv hogehoge.pvk hogehoge.cer

      • pvk2pfx -pvk hogehoge.pvk -spc hogehoge.cer -pfx hogehoge.pfx -f -pi パスワード

    • 認証局の証明書」、正式な証明書。対象の会社から購入する。
    • 証明書いらなければ、「My Projects」-「署名」の「Clickonce マニフェストに署名する」に チェックを外す。
  • アプリ保管先URL

    • 「My Projects」-「公開」の「インストールフォルダのURL(上記と異なる場合)」にアプリケーションをインストールする先のURLを指定する。
    • http://localhost/TEST/のTESTフォルダにアプリを保管する場合「http://localhost/TEST/」を入力する。
    • 「公開フォルダーの場所(FTPサーバまたはファイルパス)」はアプリケーション出力先のフォルダを指定する。URLのパスを利用するので任意のフォルダ名で問題ない。
  • インストール画面の生成

    • 「My Projects」-「公開」ー「オプション」の配置Webページより名前を指定するとアプリ生成と一緒にインストール画面のhtmlも生成される。