Setupファイルの作成について

  1. はじめに
    VisualStudioで開発したアプリケーションをユーザーの端末にインストールさせます。Setup.exeの作り方について調べてことをまとめます。

  2. 事前準備
    (1) VisualStudioにMicrosoft Visual Studio Installer Projects のアプリケーションを「拡張機能の管理」から追加します。
    (2) ソリューション - 追加 - 新しいプロジェクト から Setup Project を選択します。

  3. ンストールに含めるファイルを決める
    (1) Setup - View - ファイルシステムを選択します。

    f:id:mochii3:20200628203151p:plain

    (2) インストールに含めるファイルを決めます。
     イ.Application Folder (インストールフォルダの設定)
       プライマリ出力   → メインのプロジェクト
       *.dll         → メインのプロジェクトを動かすためのdll
       TEST        → インストール先フォルダ内のサブフォルダ
     ロ.Users Desktop
       メインのプロジェクトのショートカット保存先
       (インストールすると自動的にデスクトップにショートカットができる)
     ハ.Users Program Menu
       スタートメニューにメインのプロジェクトを追加する。

    f:id:mochii3:20200628203613p:plain

  4. インストールフォルダ名の設定
    (1) Default Locationにプロパティ名?が設定してあります。

    f:id:mochii3:20200628204407p:plain

    (2) Setupフォルダを選択するとそれぞれのプロパティ値を設定します。
     イ.Author    → 設定される箇所 未確認
     ロ.Manufacturer → [C:\Program Files (x86)]にできるサブフォルダ。
                発行元名称にもなる。
    f:id:mochii3:20200628205205p:plain
     ハ.ProductName → [C:\Program Files (x86)\Manufacturer]のサブフォルダ。
                アプリケーションの名前になる。
     ニ.Title     → インストール画面の左上のタイトル。

    f:id:mochii3:20200628210241p:plain

     ホ.Version → 1.0.0(初回導入時、改修ごとに1カウントアップさせる)

  5. .NET Framework も含める
    Setupのプロパティより構成、必須コンポーネントの設定をします。

    f:id:mochii3:20200628210740p:plain

  6. インストーラーの作成
    Setupプロジェクトをビルドすると「Setup.exe」と「Setup.msi」が作成されます。ユーザーはWindowsOSなので.msiを提出します。
    msiとexeの違いについて<https://aprico-media.com/posts/3926>

  7. インストーラーの実行
    .NET Frameworkがインストールされていない場合、インストール画面が表示され、インストール済であればアプリケーションインストール画面が表示されます。

  8. おわりに
    以上、調べたことのまとめです。結構、かけあしだったので端折りましたが、これで良いはず。

  9. その他(気づいたこと)
    必須コンポーネント、オフライン取込みにする場合、この前調べたとおり、プライマリキーの修正とか、所定の場所にexeファイルを保管して実行しないとインストーラー作成時エラーになります。msiファイルがtmpファイルになります。